婚活パーティーで使えるドレスファッションの着こなし『千葉、茨城の結婚相談所JC-BRIDAL』

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私は千葉県で結婚相談所を営んでおり、会員様にアドバイスしている内容を記事しています。今回のテーマはドレスファッションです。お見合いや婚活パーティーではスーツやワンピース着用する事になると思います。女性の場合、披露宴で着用するドレスから少しカジュアルダウンしたワンピースと会場の雰囲気に合わせた着こなしが出来ると思いますが、男性の方は雰囲気に合わせた着こなしが難しい様です。そこで今回は男性のドレスファッションをメインに解説していきます。

1.会場がホテルやレストランの場合

会場がホテルやレストランの場合、ドレスコードはインフォーマルもしくはスマートカジュアルが該当します。インフォーマルとはいわゆる平服で、結婚式などに招待された際、着用するスーツで、ビジネススーツとは多少異なります。そして、スマートカジュアルは、どちらかというとビジネス寄りで、代表的なのはジャケパンスタイルになります。使い分けの目安は、ホテルのグレードで、有名な高級ホテルやレストランの場合はインフォーマル、カジュアルなホテルの場合はスマートカジュアルが雰囲気に合うと思います。どちらか迷った場合はインフォーマルをオススメします。

2.会場がホテルやレストラン以外の場合

会場がホテルやレストラン以外の場合も、インフォーマルもしくはスマートカジュアルで問題ありません。特に婚活パーティーの場合、カジュアルスタイルの方が多く、スーツを着用されている方は少数だと思いますが、客観的差別化が図れ、好感を持たれる可能性が高いです。ただし、普段からビジネススーツを着用している男性とは異なり、女性はドレスを着用しないので、女性の方はカジュアルダウンした服装の方が好ましいです。

3.足元のポイント

まずは革靴から解説します。基本的にラウンドトゥのつま先であれば種類は特に問いません。つま先がスクエアになるとドレス要素が強く、汎用性に欠けますので、オールマイティーに使えるラウンドトゥが宜しいと思います。更に付け加えると、もっとも使える革靴は黒のストレートチップになります。それこそ葬式、パーティー、ビジネスとドレスファッションで使えないシーンが無い靴なので、大人の男性全員が持つべき靴と言えます。次に必要なのが黒のローファーです。夏場のドレスには欠かせないアイテムで、ストレットチップとは異なりカジュアルスタイルにも使えます。日常生活でも活躍するローファーの使用頻度は革靴No.1です。ジャストフィットでかつ革が柔らかいモノを選べば靴ずれも怖くありません。

逆を言えば、茶系の革靴やプレーントゥ、ダブルモンクなどは持っていなくても問題ありません。本格的な革靴の購入を検討されている方は、まず最初に黒のストレートチップ。次に黒のローファーで、茶系のネクタイを使用する時が来たら、茶系の革靴を購入されると宜しいと思います。

最後に価格についてですが、オススメの価格帯は4万~になります。4万円以上になると甲革のクオリティが激変し高級感が出ます。特にデュプイ社やアノネイ社と言った有名タンナーの甲革を使用した靴は素晴らしく、クリームやワックスで磨くと表面の平滑さから綺麗な光沢感が出ます。また、靴底もダイナイトソールやビブラムソールと言ったスポンジソールが選べる様になります。スポンジソールはレザーソールと比べて横からの見た目は変わりりませんが、履き心地が段違いに良いです。更にカップインソールを加えると殆どスニーカーの履き心地になります。

4.シャツのポイント

ドレスファッションの内、シャツのポジションは下着に該当する為、あまり重視されない方が多いです。しかし、ジャケットを脱げば主役になる重要アイテムです。本格的なドレスウェアを揃えるのなら、シャツにもこだわりを持たないとバランスが崩れますので注意して下さい。

仕事着として使用するシャツとドレスウェアとして使用するシャツの違いは、形状記憶の有無です。形状記憶加工をされたシャツはどうしても生地が硬く、滑らかなドレープ感が得られません。勝負シャツとして一枚は形状記憶無しのシャツを持っていてください。

次に襟ですが、ノーネクタイでも様になるワイド系の襟をオススメします。最近はタブカラーも人気ですが、女性目線ではやはりワイドカラーに軍配が上がります。それと色ですが、白とサックスブルーの2色で十分です。それとビジネス感を押さえる工夫として無地のシャツを選んで下さい。

最後にサイズですが、夏場にノーネクタイで着用するシャツはネックサイズを1つ下げる事をオススメします。1サイズ下のシャツはアームもウエストもタイトで、すっきりとした印象になります。また、最近はニット地のシャツが販売されており、そちらだとタイトのつくりでも涼しく快適な着用感になります。

5.ネクタイのポイント

ドレスファッションのネクタイですが、拘るべきポイントは3つあります。ひとつは素材。次にサイズ。最後に色や柄です。

まず素材ついてですが、みなさんシルクのネクタイを着用されていると思いますが、婚活使用でおすすめする素材はウールやコットンになります。理由は簡単で誠実さをネクタイで表現するのに光沢感が強いシルクよりウールやコットンの方が適しているからです。もちろんマットな風合いのシルクもありますので、一概には言えませんが、婚活には光沢感を押さえたネクタイをおすすめします。

次に大剣のサイズですが、基本的にジャケットのラベルに合わせます。オーソドックスなジャケットのラベル幅は8cmですので、大剣幅の主流は8cmになります。その為、販売されているネクタイの9割以上が8cmになりますが、婚活でおすすめなのは大剣7cmのネクタイです。たった1cmですが、ネクタイ幅が細くなると貫禄が失われる代わりに、優しさや親しみやすさが得られます。また小顔効果も得られますので、スタイルも良く見られます。

最後に色と柄ですが、基本はスーツよりやや濃いめの同色、そして柄は無地をおすすめします。素材で推奨したウールやコットンだと無地でも糸の太さからくる表情があって、立体感は柄物に劣りません。それにダークカラーのネクタイの場合、靴は黒を選ぶ事になる為、お財布に優しいコーディネートが組めます。

6.スーツの着こなしのポイント

婚活用として用意するのであれば、接着芯仕立てのスーツをおすすめします。もちろんご予算に余裕がある方は毛芯仕立てをおすすめしますが、婚活期間のみ使用とすれば接着芯仕立てでもヘタる事はないと思います。むしろ生地のクオリティを上げた方が効果的です。

スーツの着こなしのポイントはネクタイと同様に3つあり、一つ目はネクタイと風合いを合わせる事です。光沢感のあるネクタイには光沢感のあるスーツを、起毛感のあるネクタイには起毛感スーツにして下さい。光沢と起毛の組み合わせは絶対NGなので注意して下さい。

二つ目のポイントは靴とネクタイの色を合わせる事です。靴が茶色の場合、ネクタイも茶系、靴が黒の場合は茶色以外と覚えれば簡単に組み合わせ出来ます。イタリア人が愛するアズーロ・エ・マローネは、茶色の靴とネクタイにネイビーのスーツで構成されますが、寒色のみの構成より暖色を組み合わせた方が、優しい印象で、婚活に適しています。

三つ目のポイントはサイズ調整です。例え既製品のスーツでも可能な限りサイズ調整すれば、オーダー品と遜色ないフィット感が得られるスーツに仕上げられます。ジャストフィットにすると激安スーツでも凛々しさを感じられる様になるので、サイズ調整を妥協しないで下さい。

7.ジャケパンスタイルのポイント

普段からスーツを着用されている方には当たり前の話になりますが、お持ちスーツと異なるカラーで同じ素材感のパンツを組み合わせれば完成です。例えば、ネイビーのスーツを購入したら、一緒にグレーのスペアパンツを購入すると良いでしょう。購入時期が同時なら素材感を揃えやすいと思います。また、ジャケパンを行う際の注意事項とチェックパンツが挙げられます。細かいチェック柄なら問題ありませんが、ウインドペンの様な大柄のチェックパンツは学生のイメージが強い為、組み合わせの難易度が高いです。

ジャケパンスタイル初心者からコーディネートが難しいと言う声が多く寄せられますが、スーツスタイルをカジュアルダウンさせるという目的意識を持って頂ければ、ロジックを組む事が出来ます。例えば、インナーをタートルやクルーニットするとか、ジャストサイズよりウエストやアームがワイドのジャケットにするだけでもカジュアルな印象になります。

8.推奨コーディネート

お見合いや婚活パーティーに適したコーディネートを季節別に紹介します。

①春のお見合いコーデ

靴…黒のストレートチップ、スーツ…シアサッカー素材のネイビー、シャツ…サックスブルー、ネクタイ…コットン素材で無地のダークブルー

②夏の婚活パーティーコーデ

靴…黒のローファー、、シャツ…麻のネイビー、パンツ…アンクル丈のネイビー

③秋のお見合いコーデ

靴…茶色のダブルモンク、スーツ…ウインドペンのネイビー、シャツ…サックスブルー、ネクタイ…ウール素材で無地のブラウン

④冬の婚活パーティーコーデ

靴…茶色のダブルモンク、スーツ…ブラウンのハリスツイード、インナー…ライトブラウンのタートルニット

 

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